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コーヒーの育て方














*急に強い日差しの場所へ移すと大きな負担がかかり、葉焼けなどのダメージにつながることがあります。
​そのため、環境を変えるときは少しずつ慣らしながら移動させることが大切です。


土:水はけの良い弱酸性の土を使います。(赤玉土・鹿沼土・腐葉土など)
赤玉土6:腐葉土3:パーライト1もおすすめの配合です。
​当園ではパーライトは使っていませんが参考例としてご紹介しています。

水やり:春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと。冬は控えめに、乾燥気味でもOK。
葉っぱの先端や新しい芽がしおれていたら水不足なので注意しましょう。


肥料:春から秋にかけて、月に1~2回、バランスの良い肥料を与えると元気に育ちます。
​使用量を守り、規定量以上に与えないようにしましょう(根を傷つけたり生育不良につながります)


​剪定:枝が混み合ってきたら、風通しを良くするために剪定します。

 

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成長段階による違い

幼木期:樹高~20、30㎝程度
まだ根もしっかり張っていないので、直射日光・水切れ・肥料の強さにとても敏感です。
・耐陰性が高く、明るい日陰や半日陰での管理が安心
・強い直射日光は苦手で、葉焼けを起こしやすい

 幼木期 

​成長期:樹高おおよそ30㎝以上
日光にも少しずつ強くなり、幹や葉がぐんと成長していきます。
・日光を浴びることで幹が太く、葉も厚くしっかりする
​・ただし真夏の直射日光は強すぎるので注意が必要です

1.理想的な栽培環境

日当たり:直射日光は葉焼けの原因になるため、半日陰や明るい日陰が理想的です。
夏場は25℃を上回らないよう、なるべく涼しい場所に置き、直射日光や西日には気を付けましょう。
冬場は10℃を下回らないよう、夜間の温度にも気を付けましょう。

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​葉先のトラブル例

コーヒーの木は、水切れや肥料の与えすぎ、
直射日光の影響などで葉先が茶色くなることがあります。
原因を見極めて水やりや置き場所を調整してあげましょう。

2.植え替え方法 根詰まり防止のためにも1~2年に1回は植え替えをしましょう

鉢選び:ひとまわり大きな鉢を用意しましょう。
また、深めの鉢だと根の成長を妨げないのでベストです。

​コーヒーの木は直根性で、主根が下方向に伸びていくため、深めの鉢だと大きく育てることができます。

※ただし、直径が大きすぎると根腐れの原因にもなるため、注意が必要です。

土の状態:植え替え前は、水やりを控えて土がやや乾燥した状態にします。
水やり直後だと、水分を多く含んでいるため土と一緒に根も切れてしまう危険性があります。
深めの鉢が準備できたら、根腐れ防止のため水はけの良い土を準備しましょう。


根の状態:白い根が健康な証拠です。黒ずんで腐った根は剪定ばさみで切り落としましょう。
根についている土は無理に払い落とさず、周りに新しい土を足していただくと、
根に負担がかからず安心して植え替えができます。


植え替えが終わったら、たっぷりと水を与えましょう!

3.無農薬で育てる(殺虫剤・除草剤不使用)

コーヒーは、日々の観察や水やり、肥料の管理を丁寧に行うことで、
無農薬でも十分に元気に育てることが可能です。葉や実に触れても安心で、環境にもやさしい栽培方法です。


ただし、無農薬栽培にはいくつか注意点もあります。
①害虫の対策:葉や茎には、カイガラムシやハダニなどが付きやすく、早期発見と適切な対策が大切です。

ハダニ:葉の裏側に生息し、葉脈の間や細かい凹みに隠れて葉の汁を吸い取り、葉の色が薄くなったり落葉
することがある。また、温度が高く、乾燥していると活動が活発になる。(白い粉のような跡を残します)

*対策:葉の表裏を水で洗い流す。霧吹きで葉に水をかけて、湿度を上げると発生が抑えられます。

カイガラムシ:葉や茎にしっかり付着し、樹液を吸い取ります。
見た目は貝殻のようで、放置すると栄養を吸い取られ、葉や枝が弱る。

*対策:歯ブラシや指で葉や茎を傷めずに取り除く。

②周辺環境への配慮:140農園では、除草剤を使わず草刈りで管理をしています。
手間はかかりますが、土壌や自然環境への負担を抑え、健康に育ちやすい環境をつくっています。
害虫は手作業で取り除き対応し、安心して無農薬で栽培できます。

 

葉が茂るだけでなく、実が緑から赤に色づき始めました。コーヒーの木は、丁寧に管理をしてあげることで、このように実が成長してくれます。少しずつ熟して収穫できる日が楽しみです。葉や実の変化を見守る過程も、コーヒー栽培の魅力のひとつです

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